職場課題の改善に向け、労使協議の重要性を学ぶ ~2023年度 生産性労働大学を開催~

 四国電力総連は、10月20日(金)~21日(土)の2日間、四国電力総連加盟組合の組合役員(三役中心)29名が参加し、「2023年度生産性労働大学」を開催しました。

 セミナーでは、富士社会教育センターから講師をお招きし、生産性労働運動のおさらいをはじめ民主的労働運動についての講義を受けた後、職場における課題の発見と解決に向けた話し合いや模擬労使協議会・模擬職場集会を実施するケーススタディを行いました。

 ケーススタディでは、企業内に潜む課題(サービス残業や年次有給休暇の取得)を設定し、コンプライアンス事例への対応や組合員からの相談への対応について、労働組合としてどのように取り組んでいくか論議し課題解決に向けた模擬労使協議会を行いました。労使協議会後は、模擬職場集会を開催し協議内容・結果を組合員に扮した参加者に向けて報告しました。
 このケーススタディを通じて参加者は、職場意見への組合としての対応について、組合員からの課題提起にはじまり、解決に向けた取り組み内容を職場にフィードバックするまでの一連のプロセスを体感し、試行錯誤しつつも対応のポイントを学ぶことができました。

 参加者からは、「今回の模擬労使協議会を通して、組合員からの意見を集約し、会社と協議をしていく中で、組合員からのヒアリングや会社と話し合うことの難しさを痛感した。」「模擬職場集会では協議結果のフィードバックに対する厳しい意見が出され、日頃から組合員と会社の間に立ち対応をする執行部の大変さを身を持って経験したことで、物事の伝え方や、職場の声を発言してもらうことの重要性を強く感じた。」などの感想が寄せられた。

 四国電力総連では、教育・研修をつうじて、より一層加盟組合間、組合員同士の繋がりを大切に、一体感のある組織をめざした取り組みを進めて参ります。
 本セミナーを受講された役員のみなさんは、最終学歴が「生産性労働大学卒業」になりました。卒業された役員のみなさんの益々の活躍を期待しております!


   
 ▲「開講挨拶」豊嶋会長からエールが送られた  ▲弘瀬教育局次長から四国総連について説明
   
 ▲講師を務めていただいた土屋講師
 ▲労使協議に向けて情報の整理と質問事項を検討
   
 ▲模擬労使協議会:組合としての意見・考えを基に協議
   
 ▲職場集会:組合員に対し説明・協議・結果を共有
 
生産性労働大学卒業おめでとうございます
皆さんの、組合執行部としての今後の活躍を期待いたします。


四 国 電 力 総 連