「職場の声」をしっかり聞き、しっかり「情報収集」で、早期解決へ!! 執行部としての判断力・交渉力を身に着けよう!! ~2019年度生産性労働大学を開催~

四国電力総連は、10月18日(金)~19日(土)の2日間、四国電力(株)総合研修所において、各単組の組合役員(三役中心)17名が参加し、「2019年度生産性労働大学」を開催しました。
 セミナーでは、富士社会教育センターから武田仁氏と笹峯桜氏を講師に招き、生産性運動・民主的労働運動などの講義を受けた後、ケーススタディにより、職場の課題発見と問題解決に向けた話し合いや模擬労使協議会を実施しました。
 ケース内容としては、ある組合員から、「残業が4月から、ずっと30時間以上が常態化しており、先月は40時間の時間外であった。何とかしてほしい。」と、かなり強い口調での電話がありました。
 その対応策を検討するにあたり、今年3月に働き方改革法案にあわせた行ったアンケート調査では個人からの大きな課題や不満はないという結果であり、執行部として、労使協議会があるので、その中の論議で解決に向け協議したいという設定で、どのように職場の実態把握(組合員への聞き取り)をするのか、会社への労使協議会申し入れ、組合執行部としての対応方針の確立、および模擬労使協議会での課題解決に向けた協議など、執行部が取り組む活動を模擬体験することで、職場(組合員)の声の吸い上げ手法や労使協議会への対応姿勢・方法について学びました。
 参加者からは、「模擬労使協議会は大変勉強になった」「グループディスカッションをすることで、他労組のいろいろな考え方を聞くことができ、大変参考になった」「職場の声の重要性を感じたので、今後、職場の声を聞くことに注力したい」などの感想が寄せられました。
 研修期間中は、他労組の参加者や事務局との意見交換も活発に行われ、四国電力総連に集う仲間同士の仕事・組合を超えたつながりを作る機会として、大変有意義なセミナーとなりました。皆さんの、組合執行部としての今後の活躍を期待いたします。

 ▲講義いただいた武田講師  ▲同じく笹峯講師

                             
 
▲模擬労使協議会に向け、対応策を検討  

 ▲模擬労使協議会では課題解決に向け真剣に議論を交わす

▲労使協議会の報告を職場集会で行います。  ▲他班の労使協議会報告を組合員の立場で聞きます。
                          


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