第35回定時大会を開催!




   
大会議長団    司会者を務めた
木下代議員
(左:四国電気保安協会労組)
荻田代議員
(右:四国電労)
多林委員長
(四電技術コンサルタント労組)


 四国電力総連は、6月12日(金)、高松市の「アルファあなぶきホール」において、
大会構成員188名(内代議員124名)出席のもと第35回定時大会を開催し、森山体制2年目をスタートさせた。

冒頭、挨拶に立った森山会長は、「電力関連産業を取り巻く状況」「2015春季生活闘争」「安全衛生への取り組み」「政治活動」について触れた後、本大会において、
共通認識を図り、次年度の活動が更に発展・充実することを願い大会開催にあたっての挨拶を締めくくった。

続いて、来賓として全国電力総連 岸本会長をはじめ、連合四国ブロックを代表して  進藤連合香川会長、四国電力総連組織内議員を代表して 玉井愛媛県議会議員の
3名から挨拶を受けた。

議事については、2014年度の経過報告・財政報告および2015年度の活動方針・財政方針(案)について審議を行い、いずれも満場一致で可決・承認された。

また、第4号議案の「第24回参議院議員選挙必勝決議」においては、組織の総力を
挙げて取り組むことを満場の拍手で承認し、国会期間中の多忙な中駆けつけた
「小林正夫参議院議員」本人より決意表明を含めた挨拶を受けた後、大会構成員全員によるガンバローコールにより「小林正夫」氏の必勝を誓い合った。

 最後に2015年度役員ならびに三役が選出され、盛会に大会を終了した。



テキスト ボックス: 「2015年度活動方針」運動の基調
 四国電力総連は、私たちの求める運動を定着し、さらに発展させていくため、
「全国電力総連の方針」を基本として、労働組合の意義と役割を改めて確認しながら、諸活動を展開していきます。

 具体的には、働きがいのある職場環境や魅力あるライフスタイルの実現をめざし、加盟組合との十分な連携のもと、次の5点をキーワードとして取り組みます。


★一体感のある組織を目指して

★組合員の生活安定と福祉の充実を目指して

★電力関連産業の健全な発展のために

★安全で安心して働ける活力のある職場・社会を目指して

★政治への参画意識の高揚と身近な政治活動の展開




大会スナップ

ご臨席いただいたご来賓の皆様

○○○○○○○岸本○○薫○会長
全国電力総連  ○○○○小林○正夫○参議院議員
組織内国会議員  ○○○○○○○進藤○龍男○会長
連合香川  ○○玉井○敏久○愛媛県議会議員
四国電力総連組織内議員

○○○○○川江○一夫○専務理事
四国生産性本部    ○○○○○○小川○○俊○理事長
四国労働金庫    ○○○○岡田○○忠○四国支局長
電気新聞    ○○○○○○○町川○順子○秘書
玉木雄一郎衆議院議員    ○○大西○○智○高松市議会議員
四国電力総連組織内議員    ○庄野○克宏○多度津町議会議員
四国電力総連組織内議員



大会構成員全員のご協力により、
無事開催することができました。ありがとうございました。
<資格審査委員>
塩野代議員
(坂出LNG労組)
<2014年度活動報告>
宮崎副会長
(四国電気保安協会労組)
<2014年度財政報告および
2015年度財政方針>
橋本事務局長
(四国電労)
<2014年度会計監査報告>
越智会計監査員
(四電エンジニアリング労組)
<2015年度活動方針・計画>
髙谷会長代理
(四電工労組)
<必勝決議>
横内副会長
(四変テック労組)



貴重なご意見・要望、ありがとうございました。
      
松林代議員
(四国電労)
        福田代議員
(四国電労)


今年も総連活動へのご協力をよろしくお願い致します。




森山会長 挨拶

 皆さん、こんにちは。ただ今ご紹介いただきました「森山」です。

 四国電力総連第35回定時大会の開催にあたり、執行部を代表しましてご挨拶を申し上げます。

 まず初めに、四国各地において四国電力総連の諸活動にご協力いただいております各加盟組合の役員の皆さん、
本日は大会構成員としてご参加いただき、誠にありがとうございます。
 また、公私ともに大変お忙しい中、私どもの大会にご来賓としてご臨席を賜りました皆さまには、大会構成員を代表
しまして御礼申し上げます。本日は誠にありがとうございます。後ほど、お一人ずつご紹介し、代表の方々からご挨拶を賜りたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、大会の開催にあたり、この1年間の活動を振り返るとともに、今後の活動等について述べさせていただき、
本大会の議論の参考にしていただければと思います。


 まず1点目は、私たち電力関連産業を取り巻く状況についてです。

東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故から5回目の夏を迎えようとしています。昨年の夏は、昭和
41年7月に日本原子力発電(株)が東海発電所の運転を開始して以来、初めての「原子力ゼロ」の夏でした。
猛暑に伴う大変厳しい需給が予想されていましたが、電力の安全・安定供給に対する組合員の皆さんの高い使命感、
そして大変な努力のおかげをもちまして、なんとか乗り切ることができました。また、台風の上陸も何度かありましたが、幸いにも大きな被害は発生しませんでした。
  しかし、師走に徳島県西部の山間部を襲った豪雪被害については、自衛隊も出動する大災害となり、四国各地から
のべ一千人を超える多くの仲間が復旧作業に駆けつけました。凍えるお客さまに、1分でも早く電気を送り届けるため、
腰まで積もった雪の中、厳しい環境下での復旧作業に、安全第一で従事いただいた組合員の皆さんに、改めまして
心から感謝申し上げますとともに敬意を表します。

 次に、 四電グループの経営に大きな影響が懸念されている「電力システム改革」ですが、本年4月に「広域的運営推進機関」が設立されるとともに、来年4月には、いよいよ小売りの全面自由化がスタートする予定となっています。
そして今、まさに参議院で送電・配電部門の中立化(法的分離)を目指した第3弾の審議が行われています。今月中には可決・成立するとの報道もありますが、現段階での審議動向については、小林議員のご活躍や付帯決議も含めて、今週
火曜日の参議院経済産業委員会に参考人として出席されました岸本会長からお話しいただけるかと思っています。
よろしくお願いします。

 続いて、原子力発電所をめぐる状況ですが、四国電力伊方発電所3号機は、一昨年の7月に新規制基準適合性審査に申請を行いました。申請から1年10か月、四電グループ各企業の組合員さんのご協力もあり、先月21日、やっと原子力
規制委員会の合格書にあたる「審査書案」が示されました。現在パブリックコメントに付されていますが、7月には合格をいただけるものと期待しています。しかし、まだ工事計画変更認可、保安規定変更認可もいただく必要があり、未だ
再稼働時期については見通せない状況にあります。1日でも早い再稼働に向けた組合員のご努力に敬意を表するとともに、引き続き各加盟組合のご協力をよろしくお願いいたします。


2点目は、2015春季生活闘争についてです。

 このような中、取り組んだ2015春季生活闘争ですが、全国電力総連の方針に準じて、賃金カーブ維持分の確保と、
実質生活水準の維持・向上や、賃金水準の格差是正・復元などに向けた取り組みを進めてきました。
  賃金交渉では、各加盟組合が「デフレからの脱却」や「経済の好循環の実現」の観点と、職場組合員の貢献努力に
ついて主張を行いました。経営側は、厳しい経営状況や財務状況にもとづく主張を続け、交渉は難航しました。しかし、
粘り強い交渉の結果、3組合(四変テック労組、四国電気保安協会労組、志度カントリークラブ労組)がベースアップを
獲得することができました。
 また、賞与・一時金については、「年間4ヵ月を最低水準」として取り組みを進めた結果、7組合が昨年を上回る金額で
妥結に至っております。
  現時点でも(6月3日時点)、2組合が交渉中であり、今後の解決状況を踏まえて、四国電力総連として総括をしていきたいと考えておりますが、今次交渉における交渉経過や妥結結果は、今後の取り組みにつながる一定の成果であると
受け止めています。今後も各加盟組合と密に連携しながら、有利解決に向けた取り組みを展開していきたいと考えています。


 3点目は、安全衛生への取り組みです。

 労働組合の使命は、社会情勢がどう変わろうとも「雇用を守り、組合員の命と健康を守り、その家族も含めた生活を守る」ことだと思っています。
  昨年度、四電グループでは、労働災害が22件発生しました。幸いにも死亡災害はゼロでしたが、全国電力総連大では、493件発生し、ご不孝にも17名の方がお亡くなりになっています。また、繁忙感の高まりから長時間労働や休日労働の
増加等に伴う心身の疲れ、そして電力関連産業の先行きの不透明感からくる将来不安など、これらに起因するメンタルヘルス不調等も懸念される状況にあります。
 「安全は全てに優先する」、「安全は1日にして成らず」、毎日職場で実施されている朝のミーティング、作業前の危険予知活動など、一つ一つの活動・取り組みをマンネリ化させることなく、常に高い安全意識を持って継続していくことが重要です。
  家族のために一生懸命働く組合員の皆さんは、お父さんでありお母さんであり、家族・子供たちにとっては、かけがえのない世界中で最も大切な人なのです。また、職場で一緒に働く仲間の皆さんにも家族があり、家族を養い育てるという大きな大きな責任を抱え、日々の仕事に全力で取り組んでおられます。
 そんな仲間を失わない、守っていくためにも、常に家族の事を想い、毎日のお仕事に臨んでいただくとともに、常に
風通しの良い、何でも言い合える職場作りに努めていただきたいと思います。


 4点目は、政治活動についてです。

 今年度は、四国各県で5名の組織内議員の再選をかけた取り組みを展開させていただきました。まず、2月に香川県
多度津町の庄野かつひろ町議、4月には愛媛の玉井としひさ県議、徳島の武知ひろゆき市議、高知の清水おさむ市議、
高松の大西さとし市議、皆さんのご支援のおかげで5名とも無事再選を果たすことができました。
  各県連絡会はもとより、四国電力総連として、各加盟組合の絶大なるご支援あってこその結果だと思います。
本当にありがとうございました。

 次に、来年夏の参議院議員選挙についてです。

私たち電力総連は、過去から組織内国会議員2議席を確保しながら、電力関連産業の抱える様々な政治課題に対応してきました。2年前には新人「浜野よしふみ」氏を立派な成績で参議院議員として送り出しました。そして今、来年夏の
「小林正夫」氏の3期目の戦いに向け準備を進めています。

小林議員には、昨年秋、電力総連三役全員一致で、3期目挑戦を要請していました。そして今年1月、小林議員から電力総連の岸本会長に「組織の要請を受けさせていただきます。当選を果たし職場の代表として、全力で頑張りたいと思います」との回答があったとのことです。
  電力システム改革をはじめ、今後も電力関連産業に大きな影響のある法案審議が続くことから、多くの友好議員との連携と、12年間に及ぶこれまでの経験を活かしていただくことが、私たちにとって大きな希望であると思っています。
小林議員は、現在68歳、来年夏は69歳での挑戦となります。参議院議員の任期は6年なので75歳まで国会議員としての激務を務めていただくことになります。

私たちは、小林正夫議員が、私たち現役組合員の為に、大きな決断をされたことに敬意を表すとともに、必ずや国政の場に送り出さなければなりません。
  小林議員は、2年前の浜野議員と同様に、参議院比例代表選挙に民主党から挑戦します。民主党から挑戦しますが、
民主党の小林正夫ではなく「電力総連の小林正夫」として支援の輪を大きく大きく拡げていただきたいと思います。
 今、国会開会中で大変お忙しい中、「小林正夫」参議院議員が本会場に向け移動中です。後ほど到着次第、決意表明をいただく予定ですが、私たちの代表「小林正夫」参議院議員の再選に向け、これまで以上の取り組みを展開していく必要があります。
 毎日のお仕事も大変お忙しいかと思いますが、四国電力総連の組織力・政治力が試される戦いとなります。引き続き、皆さんの絶大なるご支援ご協力をお願いいたします。

最後に、代議員の皆さんの前向き、かつ、活発な討議により、共通認識を図り、次年度の活動が更に発展・充実することを願い、大会開催にあたっての挨拶とします。どうぞよろしくお願いいたします。

以 上  














四 国 電 力 総 連
〒760-0063 高松市多賀町2-12-5