平成27年２月24日　

四国電力株式会社

四国電力関連産業労働組合総連合　

会　　長　　　森　山　　泰　広 　

雇用の安定確保と2015春季生活闘争への対応について

　平素は、四国電力総連の諸活動に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

　電力関連産業を取り巻く環境は、原子力発電所の再稼働が大幅に遅延していることによる
　設備投資の抑制や経営効率化などの影響から、グループ会社や関連企業の経営環境も厳しさ
　を増している状況にあります。また、事業環境の変化などから、雇用に対する不安が高まっ
　ており、雇用安定の重要性について改めて労使の共通認識を醸成していく必要があるととも
　に、働く者の使命感、責任感などモチベーションを維持することが憂慮される状況にもあり
　ます。

　このような中、職場組合員は、それぞれの職場で生活や将来に不安を抱えつつも、お客さ
　まの生活と四国地域の経済活動に欠かせない電力の安全・安定供給やグループ全体での更な
　る経営効率化への対応など、すべての仲間が一体となり懸命な努力を重ねてきました。

　電力関連産業で働く組合員が、電力の安全・安定供給に向け、強い使命感に裏付けられた
　高い現場力を維持し、引き続き一体となって取り組んでいくためには、雇用の確保を大前提
　として、人材の確保・育成、技術・技能の維持継承に必要な基本的労働条件を維持していく
　ことが必要であり、組合員とその家族の生活の安定と安心や労働意欲の向上につなげていく
　ことが今まさに求められています。

　これらを踏まえ、2015春季生活闘争にあたり、次のとおり申し入れます。

　○　雇用については、グループの中核企業として、電力関連産業で働くすべての仲間の
雇用安定に努められたい。

　○　経営効率化施策の推進にあたっては、グループ会社や関連企業の十分な理解と納得の
もと進められたい。

　最後になりますが、四国電力総連の加盟組合は、本日、一斉に要求書を提出し交渉を進め
　ることとしております。

　貴社におかれましては、電力関連産業の健全な発展のためにも、雇用安定の重要性を
　含め、当該労使の真摯な交渉・協議により主体的な解決が図られるよう、最大限のご配慮を
　お願い申し上げます。

以　上