SHIHEN(THAILAND)CO,LTD 海外研修の実施

〜 国内外の視野を広める 〜

〜 SHIHEN THAILANDのみなさんと 〜
工場案内など、大変お世話になりました



 四国電力総連は、11月21日(土)〜25日(水)の5日間、各加盟単組の組合役員17名を海外派遣した。

 本研修は、今後の労働組合運動と生産性運動の更なる充実した展開にあたり、国内外の視野を広め諸課題に対応していくため、海外進出企業の視察ならびに現地関係者との交流を通じ、生産性運動の向上に繋げていくことを目的に開催している。





 象に乗った中年
   (タイ王国を訪れて)




  四国電力労働組合
      本部組織局  福應 源輝
 本研修の事務局として参加させていただきました。
 今回は、急遽、事務局として参加させていただくことになり、一番の不安は、「皆さんにご迷惑をかけるのではないか」との思いでいっぱいでした。

 しかしながら、事前の調整が十二分で、事務局と言うよりは参加者の一員として研修に参加させていただいたと言った感じを受けております。また、参加者皆さんの協力によりまして、当初の工程どおり研修が終えられたことに、大変感謝を申し上げます。

 今回、視察先としては、2つの工場と日本大使館の表敬訪問を行いました。
 まず、ダイヘン工場では、安全衛生会議を定期的に開催して職場環境の維持・向上に取り組んでおり、また、各作業要領書を作成し、不具合事例を現場に掲載することで、品質維持・向上に取り組んでおりました。

 大型の変圧器を製作しており、発電所での定期点検時の大型機器分解定検のような工場現場でしたが、安全通路の確保から作業スペースの整理整頓など、安全管理が十分に徹底されておりました。

 特に、天井クレーンに記載されていた「SAFETY FIRST」が印象的で、安全は全てにおいて最優先なのだと再認識しました。
 次に、四変テック アユタヤ工場では、ボトムアップ活動として、「Kaizen」「が取り入れられており、工場のラインから資材保管庫に至るまで「Kaizen]の成果事例を紹介していただきながら、生産ラインを視察しました。

 部品の調達から製造・出荷までの流れが明確で、在庫を極力持たない体制作りが完成されていることに驚きました。

 また、コイルを巻く職人(女性)の手さばきは、ただただ圧巻でした。(画像を掲載したいのですが、製品製造における機密情報の観点から、撮影はNGとのことでした。)
 また、日本大使館の表敬訪問では、タイ王国事情や労働事情、経済情勢に至るまでの説明をいただき、各項目においての意見交換を行いました。

 タイ王国の国情では、近年の出来事等の説明をいただき、また治安については、意外に邦人保護件数が高いことなど、『微笑みの国 タイ』という言葉とは裏腹な現実を垣間見ました。

 労働事情においては、時間外割増率など、日本を上回る手当もあるものの、労働組合の組織率は2%と非常に低く、労働者の地位については、今後Kaizenしていく必要があると感じました。

 また、日本から数多くの開発協力として、技術や資金などがインフラ整備用に廻っていることにも驚き、資金のみの提供でなく、タイ王国に根付く活動をされていることを学びました。
 最後に、4泊5日の研修期間でしたが、非常に内容が充実しており、国内外の視野を広め、諸課題に対応していくための、大変有意義な研修となりました。
 タイの気候や歴史・食文化など、とても興味を持ち、個人的にも是非旅行してみたいと思いました。

 これを読まれた皆さんも、是非この研修に参加されてはいかがでしょうか。


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