大きく育て!わたしたちの小さな苗木2,000本


〜 第13回「人間と地球のふれあいセミナー」へ参加 〜



第13期「ふれ愛すと」の仲間たち ↑





 電力総連は、6月14日(土)〜23日(月)の10日間、「第13回人間と地球のふれあいセミナー」をフィリピン共和国ヌエバビスカヤ州キランで開催し、四国電力総連からの『ふれ愛すと(セミナー参加者の愛称)』として、四国電労西条発電所支部:小原 敦氏を派遣した。

 本セミナーは、電力総連「ふれあいプロジェクト」の中心的活動として1995年から開催しており、今回を含めて234名の「ふれ愛すと」を派遣、約21,000本の苗木を植林してきており、その成果は着実に育っている。
≪参加報告≫
四国電労西条発電所支部 : 小原 敦

 フィリピンに植林をする!なんとも実感の沸かない話。「人間と地球のふれあいセミナー」は今年13回目であり、海外での植林ボランティアや現地での活動を通じて、地球規模で進む環境問題に対する意識高揚を図ると共に、人間の持つ「優しさ」「思いやり」という感性を再認識すること、また、次代のユニオンリーダーの養成を図ることを目的に開催されている。今年の日程は6月13日〜24日の10日間だった。

 目的が重いし、期間が長い!これでは、参加したいっていう人は少ないのでは?ないだろうか。自分も最初はフィリピンに植林をする目的が分かっていなかったから参加したいという気持ちは少なかった。フィリピンという国には国土の20%しか木がない(日本は75%程)。何故、木がないのか?他の国が経済発展のためフィリピンの木を伐採してきたから。特に日本という国に木が輸出された。最初は、植えたいという気持ちより、植えないといけないという気持ちの方が大きかった。しかし、全国から集まった17名と、炎天下の暑い中、山の急斜面という悪条件の場所で誰一人として弱音を吐くことなく一生懸命、木を植えていた。汗が止まらない、仕事よりも過酷なこの場所、斜面を滑り落ちたりしながらも、僕たちは一生懸命植えるのだ。少しずつ植林に対する気持ちは変わっていった。人間一人では出来ないことを可能にしてくれるのが、仲間なのだろう。このメンバーとフィリピンの地に来れたことを本当に嬉しく思えたことと、植林を行った充実感は計り知れないものであった。

汗と泥にまみれながらも
小さな苗木を
1本1本優しく丁寧に植えます →

最初は、植えないといけないという気持ちでいいと思う。人はやってみて気づくもの。自分で感じてみて気づくもの。人が体験したことを話しで聞いただけでは、全然伝わってこないものだ。自分が積極的に色んなことに興味を持ち、動いていかないと何も始まらないし、知ることができない。だから、皆にもこんなチャンスが来たなら、ぜひ、参加してみたいと思ってみることから始めてもらいたいと思う。



植林作業を共に行った現地ワーカーの皆さんと>^_^<
急斜面での作業、でもこの笑顔です(>_<)

〜灼熱の暑さや慣れない重労働の中でも、全員の協力と励まし合いにより、力強くたくましく成長した『ふれ愛すと』たち〜





四 国 電 力 総 連
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