異文化での生産活動を学ぶ

2006海外研修

竹詰さん
(東電労組出身で大使館勤務)を招き交流も


 四国電力総連では、11月22日から25日にかけてタイでの海外研修を行い、組合役員など14人が参加した。研修は四変テックタイ工場の見学が中心で異文化での生産活動を視察するのが目的。
 工場は首都バンコクから車で1時間程度のアユタヤで、田んぼなどのどかな景色が広がる地域にある。一部では10月の大雨の影響で水浸しのままのところもあったが、道路は舗装もできており、日本とあまり変わらない環境だ。
 四変テックでは平成7年にタイ工場を建設、主にキャノン製のプリンター部品を生産している。日本からのスタッフは社長をはじめ9人。現地採用のワーカーなど総勢450人を超える従業員が働いており、生産ラインあずかるワーカーはほとんどが若い女性。コイル巻きを担当する者は黙々とそれを続ける。ひとつの仕事にそこまで集中して出来るのか驚きの声が多く上がった。
製品の精度も高く、ほとんど欠陥がないという。これが、世界的にもシェアを伸ばしている理屈かもしれない。
 現地滞在者との交流も視察の一環。電力総連から日本大使館に派遣している竹詰一等書記官を招き、タイでの仕事や苦労話など普段聞けないような話に熱心に聞き入った。
 今回は前年度に続き2回目の海外研修。クーデターや大雨など出発まではいろいろ騒がしかったが、参加者らは”異文化交流”を経験し大きな成果を得て元気に帰国した。


タイ工場社長の戸田さん 現地スタッフのみなさん
社長の説明に聞き入る参加者たち 製品を支えるワーカーさんたち
作業の様子 最後はスタッフと一緒に
タイの事業を語る竹詰さん 夕食を挟んでの懇談

参加者たちの感想





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