2005 謹・賀・新・年
〜 本年もよろしくお願いいたします 〜


◆村上会長 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。

  皆様方のご多幸を心からお祈り申し上げます。
◆はじめに 
 ご家族揃って希望に満ちた新春をお迎えになられたことと、心からお慶び申し上げます。
 年末年始にかけ、国民生活と産業活動に欠かせない電力の安定供給に携わってこられました電力総連大での多くの皆様に、心から敬意を表します。
 さて、迎えた新年は干支で申せば「乙酉(きのととり)」の年であります。
 酉年の「酉(ゆう)」は、酒を醸す壺からできた象形文字。草木の熟した実を入れて、成熟させる壺のことであります。本年は酉年にちなみ、地に足をつけ明るい社会・地域・職場作りを目指し、組織・個人がそれぞれの課題を認識し、役割分担を果たして行きましょう。

昨年を思い 
 昨年7月に行われた第20回参議院議員選挙においては、私たちの代表である「小林正夫」さんを民主党比例第1位として、国会に送り出すことができました。まだ議員となって半年ではありますが、先輩の「藤原正司」議員のお力をお借りして、社会福祉・エネルギー・環境政策などにおいて、すばらしい働きをされておりますことのご報告と併せて、皆様方のご支援に対し心よりお礼申し上げます。
 一方、相次いだ台風上陸など自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた年でもありました。四国四県においても、多くの私たちの仲間が、家族が、家が、車が・・・・・被災を受けました。心からお見舞い申し上げます。
 また、何よりも早期復旧に全力で取り組まれた電力総連全ての組合員の皆様、ご苦労様でした。復旧しても復旧しても、次の台風でまた被害を受けるという虚しさと脱力感に耐えて、四国のあかりを灯し続けた努力は、地域社会からの大きな信頼となっており、私たちの最大の財産だと誇りに感じました。

本年を思い 
 現在、地球規模で問題となっている温暖化問題でありますが、米国の脱退や途上国グループが反対の姿勢をとっている中、昨年、ロシア政府が京都議定書の批准を決定し、今年2月に京都議定書が発効することとなりました。
そのような中、日本では「愛・地球博(愛知万博)」が3月から6ケ月間、名古屋で開催され、メインテーマは「自然の叡智」、サブテーマには「循環型社会」・「人生の”わざ”と知恵」・「宇宙・生命と情報」が揚げられています。その中でも特に「循環型社会」は重視されており、まさしく環境元年となる年にピッタリのテーマとなっています。
そして、“青い国・四国”の将来を考えた時、2010年の伊方3号機におけるプルサーマルの実現に向け、全力で取り組まなければなりません。
 そのためには、私たちが四国の皆さまに、必要性・安全性と環境問題の大切さを発信し、未来を担う子供や孫のために、すばらしい地球を残していきましょう。
 また、本年4月から、契約電力50Kw以上のお客さまが自由化領域となり、振替供給料金問題(パンケーキ)が解消されるなど、電力グループにとって経験したことのないような競争環境が一気に押し寄せてきます。こうした状況下で、お客さまに四電の電気を選択していただくには、価格競争はもちろん必要ですが、それに信頼をプラスした四電グループブランドの構築が大切となります。それができるのは、お客さまと常に接する私たちであり、先輩から引き継がれた大きな財産を守り、育み、四電グループ組合員の英知を結集して、新たな課題に取り組んでいきましょう。

信頼 
 日本は今、あらゆる面で過去のやり方の見直しが進められおり、「未来に向けて展望が開けるよう取り組むべき」という総論には誰しも反対の人はいないと思います。
 しかし、各論となれば各種団体の思いや個々人の思いが交錯し、利害損得が発生することとなります。経営者と組合の信頼、執行部と組合員との信頼、十分なコミュニケーションなくして信頼は醸成されませんし、成功もしません。職場の真の意見を砂糖菓子の「金平糖」に例えるなら、企業のトップに持ち上がった時、「チャイナマーブル」の様に丸い言葉だけになっていたのでは、企業は倒産してしまいます。組合はきちんと金平糖の形で伝え、提言していきます。理解と納得の上でそれぞれの役割を果たしていきましょう。(金平糖とチャイナマーブルがわからない方は、職場の先輩に尋ねてみてください。)
 
 この一年間、皆様におかれましては、健康で輝かしい年となることを祈念しまして、新年のご挨拶と致します。前向きに明るく元気に取り組んでいきましょう。本年もよろしくお願い致します。




 四国電力総連は、加盟単組のご協力のもと、2004「ふれあいカンパ」を展開しました。組合員みなさんの温かい心は、891,849円の浄財として集約し、関係諸団体に支援金として贈呈させていただきました。

 ふれあいカンパは、電力総連の社会貢献活動を展開していくにあたって、その財政基盤の充実と理解啓蒙活動の展開による連帯参加意識を高めることを目的に展開している。一人ひとりの活動は小さくても、ひとつに集約すると大きな支援となります。
 今回集約したカンパ金は、以下のとおり、昨年の台風で被害を受けられた方々への支援と、四国各県で地球緑化等に取り組み、植林活動等でお世話になっている「オイスカ四国」、そして、世界的な支援として全国電力総連に分配しました。組合員のみなさんのご協力に改めて感謝いたします。

 四国電力総連「ふれあいカンパ」の分配

1. 台風等による風水害支援(連合徳島)    100.000円
2. 台風等による風水害支援(連合香川)    100.000円
3. 台風等による風水害支援(連合愛媛)    100.000円
4. 地球緑化活動に対する支援(オイスカ四国) 100.000円
 5.全国電力総連「ふれあいカンパ」      491.849円




 四国電力総連は、電力総連の要請を受け、昨年10月23日夕刻に発生した新潟県中越地震による災害救援を目的としたカンパ活動を11月に展開しました。その結果、組合員の皆さんから160万円余りのご協力をいただき、全額を電力総連に送金いたしました。
 電力総連では、各構成総連の取り組みを集約した結果、約8200万円を集約し、被災された組合員への見舞金として7200万円、連合新潟を通じた現地支援として700万円活用させていただきました。なお、調査漏れ等により後日に見舞金を支払うことも予想されるため予備金として約300万円を残すこととし、1月末までに報告がない場合は、連合新潟への義援金とさせていただく予定です。
 組合員さんのご協力に感謝いたします。ありがとうございました。








四 国 電 力 総 連
〒760-0063 高松市多賀町2−12−5